いい姿勢にすると疲れてしまう【見るべきはココ!】

豊中市の姿勢矯正・改善整体NAKO腰痛研究所です。
肩こりや腰痛の原因が、悪い姿勢にあると聞くと、座る姿勢をただしくしようと意識しますよね。それは良いことですが、中には、よい姿勢でいると疲れてしまう方がいます。
ただしい姿勢はラクになるはずなのに、なぜでしょうか?
この記事では、次の3つについて説明しています。
- いい姿勢で疲れる原因は筋肉のバランス不良
- なぜ筋肉バランスがくずれるか
- いい姿勢のために、今すぐできること
いい姿勢で疲れる原因は筋肉のバランス不良
いい姿勢で座ったり、立ったりすると、しばらくして痛みがでたり、疲れてしまう原因は、筋肉バランスが悪いからです。
筋肉は、綱引きのように互いにひっぱり合ってバランスをとっているのですが、硬い筋肉のままでよい姿勢をするために疲れたり痛みが出るんです。
例えば、足を組んで座ったときの姿勢です。
背もたれに体をあずけたり、前にかがむようにするとラクですが、上半身を垂直にきれいな姿勢でいようとすると、とても疲れます。
これは、傾いた骨盤をキープするために足やお腹が硬くなっているのに、それに対抗するように上半身を伸ばすからです。
ただしい姿勢でいるには、下半身の準備も大切なんです。
なぜ筋肉バランスがくずれるか
筋肉がお互いににひっぱりあうバランスがくずれてしまう原因は、かたよった体の使い方です。
体のクセは、特定の部分に負担をかけるため、負担が多い筋肉は硬くなってしまうからです。


パソコンをずっと使っていると、座り姿勢をキープするために、胸、お腹、太ももの筋肉がずっと縮んだ状態になります。
筋肉は15分を越えて同じ長さでいると、縮んだままの長さで固定される特徴があります。
学校で長時間座っている子供は、体がやわらかいし、姿勢も良いという指摘もありそうですが、子供にはダメージを受けた筋肉を修復する力が強く、早いです。そのため、筋肉のバランスがくずれにくいと言えます。
大人になるほど筋肉バランスを崩しやすく、定期的なケアが必要です。
筋肉はバランスを失う原因は、かたよった体の使い方です。
いい姿勢のために、今すぐできること
よい姿勢は意識が大切ですが、その意識を実現できる体にしておくことは、より大切です。
理想は意識でムリに良い姿勢にしなくても、自然にバランスがととのった立ち姿勢や座り姿勢でいることです。
ここではオフィスワーカーの良い姿勢を邪魔する代表的な筋肉のゆるめ方をお伝えします。
太ももの内側の筋肉(内転筋群)をゆるめる
座りながら、太ももの内側をつかみながら背筋を伸ばして、良い姿勢にしてみてください。つかまないでいる時より、ずっとキレイな姿勢がしやすいはずです。
硬くなった太ももの筋肉が、良い姿勢を邪魔しているのがわかりますね。悪い姿勢は、太ももが硬いがゆえに、体がラクをしたくてしている姿勢ともいえます。
手順
- 右手で左の内ももをつかむ。
- 5秒間キープ
- 場所を変えて、5秒キープを繰り返す。
ポイント
- 親指は太ももの前へ置く。
- 残る4本の指は真後ろまで、しっかり回す。
ずっと座っている人は内ももの筋肉が硬くなりやすいです。ときどき、内ももをゆるめてあげれが、長時間の座り仕事の負担も軽減できます。
まとめ
なぜ、良い姿勢でいようとすると疲れてしまうのか見てきました。
- 筋肉バランスが悪いと、良い姿勢でいるのが負担になる
- 筋肉バランスがくずれるのは、筋肉が硬くなるライフスタイルが原因
- イスに座った姿勢をよくしたいなら、内ももの筋肉をゆるめる